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治療保障に特化したガンの保険でも各社違いがあるようです

2022.06.15

 

2022年5月に某生保子会社から発売されたガン保険。

そして一時期ガン保険で販売件数のトップシェアを誇っていた永世中立国系の医療保険が6月15日に発売。

 

それぞれの会社の特徴を頭の中で整理しつつ記事にしてみます。

 

ホルモン治療が対象ではない?

 

確認した資料によるとZ社の医療保険の特徴は先行社と比べると保険料の安さをアピールしているようです。

日本社子会社系との対比でも日額5000円手術5万特定疾病一時金50万で比較してみると、ほぼすべての年齢帯で一番安い保険料を打ち出してきているようです。

 

ただ、残念なことにガン治療給付特約の保障内容が抗がん剤治療のみが対象で、ホルモン治療は対象外となっています。

今やガン保険のシェアを奪還しつつある損保系子会社や、5月発売された日本社子会社ではホルモン治療も対象としているため、保険料だけでなく保障内容をしっかり比べて判断していただきたい。

 

ガン診断一時金は最大500万!

 

これまで終身タイプのガン保険のガン診断一時金は香港系などが発売している300万が上限でしたが、5月に改訂された日本社子会社が発売したガン保険は最大500万のガン診断一時金を付帯可能となっています。

保険料との兼ね合いもあるため一般的な会社員の方がどれくらい診断一時金500万のニーズがあるかは疑問が残りますが、虹を言い換えた名前の保険会社はセカンドブランドでも法人契約が可能なので、法人のいわゆる30万プランとしての受け皿を狙っているのかもしれません。

 

私個人としては日本で一番大きな山の名前の保険会社で、300万の一時金が出るガン保険と海の上の損害保険会社の子会社から200万の一時金が出るガン保険に加入しているので、人によっては個人の方でも診断一時金500万はニーズはあるかもしれません。

 

治療給付金が定額か限度額か?

 

最近のガン保険のトレンドは治療給付が主契約になっているものが増えている気がしますが、保険会社によっては給付の内容が違うため注意が必要かと思われます。

 

「お守り」というペットネームが付いている損保系保険会社や、パンフレットにライオンの絵が書いてある日本社子会社保険会社などは、いわゆる定額制を採用しており、抗がん剤治療を1か月に1度でも行えば入院、通院に関わらず給付金月額を受け取れます。

ところが、虹の名前の保険会社では「新療報酬点数×3円」で1か月の支払限度額いくらという保障内容となっており、ガン治療サポート給付金月額10万で契約していても、必ずしも10万円満額受け取れないこともあるので、そのあたりを理解されて検討されてみるといいと思います。

 

患者申出制度の保障が一般的になりつつある

 

某ライオンのアニメがパンフレットにある保険会社が採用している、「先進医療+患者申出制度の保障も対象」とする特約も今回の虹の名前の保険会社やZマークの保険会社もほぼ同様の保障を付帯してきました。

おそらく先進医療同様、現実的には患者申出制度を利用する方がそれほど多くなく、またあったとしても数が少ないと判断しているのでしょう。

白内障手術の先進医療のように、想定以上の件数や支払金額になることがあれば新規取り扱い停止などになるかもしれませんが、今のところ今後リリースされる新商品はこの患者申出制度も対象となる先進医療保障が中心になるでしょう。

 

 

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