退職金1000万円を5年運用してみたシミュレーション~ネットより相談で最適解を
2025.03.11
フィナンシャル・デザインオフィスMAEDAの前田でございます。
退職金を手にされた際、「この1000万円をどのように運用すべきか」とお考えになる方も多いのではないでしょうか。今回は、退職金1000万円を5年間運用した場合のシミュレーションを、3つのプランでご紹介します。
特に、アクティブファンドに注目し、プロの運用力を活かして市場平均を超えるリターンを目指す方法を考えてみました。ネットで調べるだけでは見つけにくい最適なプランを、個別相談の視点からお伝えいたします。
前提条件
- 金額: 退職金1000万円(全額を運用に回すと仮定)。
- 期間: 5年間(60歳で退職し、65歳まで)。
- 目的: 年金受給開始までの生活費補填や、資産を少しでも増やすこと。
- シミュレーション: 単利計算で簡易的に試算。手数料や税金は考慮せず、あくまで目安として。
名古屋の生活費で考えますと、夫婦2人で月25万円が平均的な目安です。この1000万円をどのように活かすかが重要なポイントとなります。
プラン1: 安全重視「定期預金+個人向け国債」
- 運用方法:
- 500万円を定期預金(年利0.275%:2025年3月時点の大手銀行1年物定期預金金利)。
- 500万円を個人向け国債(変動10年、年利0.5%目安)。
- 特徴: 元本保証でリスクはほぼありません。アクティブファンドのような成長性はありませんが、安心感を優先したい方に向いています。
- 5年後の結果:
- 定期預金: 500万円 × 0.275% × 5年 = 6万8750円増 → 506万8750円
- 国債: 500万円 × 0.5% × 5年 = 12万5000円増 → 512万5000円
- 合計: 1019万3750円(+19万3750円)
プラン2: バランス型「アクティブファンド(成長株中心)」
- 運用方法:
- 1000万円を成長株中心のアクティブファンドに投資(年利7%を想定)。
- アクティブファンドのメリット: プロのファンドマネージャーが市場を分析し、成長が期待される企業を選定します。市場平均を超えるリターンを目指せるのが魅力で、過去5年で年平均7%の実績を持つ例もございます。
- 5年後の結果:
- 1000万円 × 7% × 5年 = 350万円増 → 1350万円
- ※リスク例: 最悪で年▲5%の場合、5年で875万円に減る可能性もございます。
プラン3: 積極派「アクティブファンド(高配当+米国株ミックス)」
- 運用方法:
- 700万円を高配当株アクティブファンド(年利4%+配当2%)。
- 300万円を米国株アクティブファンド(年利8%実績ベース)。
- アクティブファンドのメリット: 高配当株で安定した収入を得つつ、米国株で成長力を追求します。プロの目利きにより、リスク管理も期待できます。
- 5年後の結果:
- 高配当: 700万円 × 6% × 5年 = 210万円増 → 910万円(+年14万円の配当)。
- 米国株: 300万円 × 8% × 5年 = 120万円増 → 420万円
- 合計: 1330万円(+330万円)
- ※リスク例: 最悪で年▲10%の場合、700万円が5年で約445万円に減る可能性もございます。
名古屋の生活費25万円との比較
名古屋で夫婦2人暮らしの場合、月25万円×5年で1500万円が必要となります。プラン1では1019万3750円と不足しますが、プラン2は1350万円、プラン3は1330万円で少し余裕が生まれます。しかし、ネットで調べるだけでは「自分に最適なプラン」が分かりにくいものです。個別相談なら、ご年収やリスク許容度に合わせたプランを具体的にご提案できます。
ネット情報だけで決めないでください!
「シミュレーションを見て自分で決めよう」とネット情報に頼るのも一案ですが、少しお待ちください。自己判断で運用を始めると、リスクを見誤ったり、生活費とのバランスが崩れることもございます。プロに相談すれば、ご自身にピッタリのプランが分かります。名古屋でお会いしたお客様も、相談後に「これなら安心です」と笑顔でおっしゃっていました。
最後に
退職金1000万円を5年運用すると、1019万3750円~1350万円になります。ネットで調べるよりも、個別相談で「私の場合はどうなる?」をお聞きいただくのが近道です。具体的なプランを知りたい方は、ぜひお気軽にご相談ください。名古屋でお待ちしております!