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変額個人年金保険とつみたてNISAの違いは?

2020.07.12

今回のご質問

娘(0歳)の教育資金の事でFPの方(ソニー生命)に相談したところ、長く運用する、増やすという目的なら、学資保険ではなくドルコスト平均法で運用する変額個人年金保険がいいと勧められました。

運用に関しては未知で、ソニー生命は運用実績が良いとのことですので前向きに検討していたのですが、ネットで調べた所「変額個人年金保険」というものがあまりメジャーでないようです。

また最近はつみたてNISAが良いと聞き、そちらも気になっています。

FPの話ですと、変額個人年金保険もつみたてNISAと同じようなもの、変額個人年金保険は保険なので、生命保険料控除が受けられる事と手数料がかからない事がメリットと聞きました。

それで私は変額個人年金保険にしようと思っているのですが、つみたてNISAとの決定的な違い(つみたてNISAの方が良い等)ってありますか?

つみたてNISAのほうが変額個人年金保険より良いものでしたら、また勉強し直そうと思っています。

こういった質問です。
それでは回答していきましょう。

変額個人年金保険とつみたてNISAの違い

まず、変額個人年金保険は「保険」です。

「保険」と名前のつくものは、もし短期で解約しなければならなくなった際に、ほぼ確実に元本割れします。理由としては、「保険商品なので保障があるから」です。

変額個人年金保険は、若干ではありますが、死亡保障がついています。
そのため、その「保障コスト」が毎月支払う保険料から引かれますから、保険料がそのまま運用に回るわけではないからです。
反面、「つみたてNISA」の場合は、投資信託を使って資産運用しますので、積み立てた金額がそのまま運用に回るのです。(選定する投資信託によっては買い付け手数料が若干かかります)

例えば、毎月1万円を2年間(合計24万円)積み立てし、解約せざるを得ない状況になった際に、積立金がトントンの24万だった場合。

変額個人年金保険は、払込保険料>解約返戻金
つみたてNISAは、積み立て額≒売却金
こうした特徴があるということを理解しましょうね。

保険会社に所属する人は保険営業マン

こちらの質問で気になったのは、FP(ソニー生命)のくだりの部分です。

保険会社に所属する方で、自分のことをFP(ファイナンシャルプランナー)と名乗る人がとても多いですが、保険会社に所属していて公平公正な提案を行うことは不可能です。
何故なら、保険会社に所属している時点で、その「保険会社の保険商品を販売することが仕事」になるため、保険商品以外で問題解決する提案が不可能だからです。

ファイナンシャルプランナーは、公平で中立な情報提供を行うことが大前提で、保険会社に属している時点で、他の保険会社の保険商品の提案は出来ないのです。

変額個人年金保険の運用責任は契約者にある

ご質問で気になったのは、「ソニー生命は運用実績が良いので」というくだりの部分。
変額個人年金保険の運用責任は契約者が負うので、ソニー生命の運用実績と変額個人年金保険の運用効果は違うということを理解くださいね。

変額個人年金保険は、保険会社が提供しているファンド(投資信託)の中から、契約者が運用先やその配分を自らが決めて、資産の増加を目指すものです。
保険会社(ソニー生命)がするのは、提供するファンドのレパートリーを揃えることだけです。

変額保険でない、学資保険や終身保険などの定額保険と言われる保険商品は、保険会社自らが運用し、その運用の責任を負いますが、そのあたりをごちゃ混ぜにしないようにしましょう。

つみたてNISAのメリットは

つみたてNISAのメリットは、運用益が非課税だということです。

たとえば、NISAでなく普通の投資信託で20年かけて100万円の積み立てをし、20年後に200万に増えたとします。

元本に対して100万円増えた場合、増えた100万円の約20%が税金として引かれ、手取りは180万円となります。

ところが、つみたてNISAで同じように増えた場合、税金がかかりませんから、200万がまるまる手取りとなるのです。

また、投資信託で積み立てをする場合のメリットは、途中で積み立てをするのが困難になった際に、積み立てを止められることでしょう。

何を重視するのか?

お金を増やすということだけで比較すれば、つみたてNISAで積み立てしたほうが、お金は増えます。

でも、変額個人年金保険の良い部分もあります。
たとえば、「保険」と名前がつくので、万が一の際にその積立金を誰に渡すかを指定出来ます。

今回のケースと話題がそれますが、相続対策の一環で相続財産の分割などには、保険金として渡す人を指定出来るメリットを活用するため、若干パフォーマンスが下がっても変額個人年金保険で積み立てをする場合もあります。

また、ソニー生命の営業マンが言っていたように、「生命保険料控除」の対象となります。
ちなみに保険商品名に「個人年金」という名前があるのですが、「個人年金控除」の対象とはなりません。

まとめ

ご質問の最後に「変額個人年金保険のことも勉強したい」という文言がありました。

勉強されることはとても素晴らしいことですし、自分の頭で何も考えない方より素晴らしいですが、現実的になかなか数多くの情報を網羅するのは大変だと思います。
ただ、勉強もいいですが、信頼出来る方を見つけてそういった方を担当にしたほうが、ストレスフルでは私は思います。

私は愛知、岐阜が中心に活動しているファイナンシャルプランナーですが、お住まいのお近くで探されつつ、並行して資産運用の情報を学ぶことをおススメします。

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